【美容師監修】スカルプケアができるメンズシャンプーランキング10選！

シャンプーは毎日使うもの。自分に合ったものを選ばないと、男性特有のトラブルに長年悩まされるハメに・・。本記事では、正しいメンズシャンプーの選び方からおすすめ人気商品まで徹底解説いたします！

シャンプー【TOP3 早見表】

Rank
商品
ブランド	HOLO BELL	CHAP UP	&GINO
価格	2,970円	5,300円	5,280円
ベース成分	酸性石けん	アミノ酸	アミノ酸
洗浄力
保湿成分
肌への優しさ
泡立ち
スカルプ（頭皮）ケア
コスパ

1番お得な買い方は？

メンズシャンプーとは？その必要性は？

シャンプーは自分に適したものを選ぶべきであり、シャンプー選びに失敗すると、抜け毛などの頭皮トラブルが悪化することもあります。男性はなぜメンズシャンプーを選ぶべきなのかをここで解説します。

男性と女性の頭皮の違い

男性の頭皮は女性と比べて、頭皮の皮脂量は3倍多く、一方で水分量は2分の1であると言われています。そのため、頭がギトギトになったり、乾燥したりしやすいのです。さらに男性の方が女性よりも毛量が少なかったり、髪の長さが短かったりするため、紫外線などの外部刺激を頭皮に受けやすくなります。
こうした違いから、男性は頭皮環境の悪化を招きやすく、髪を育てる土壌が整いにくいことで、抜け毛やフケ・かゆみ、臭いなどの頭皮トラブルが起きやすくなってしまいます。

男性特有の悩み！？抜け毛、フケ、臭い・・

個人差はありますが、毛髪・頭皮トラブルで男性が特に悩むのは、抜け毛、フケ・かゆみ、臭いです。これらの共通原因は「頭皮環境の悪化」です。以下でそれぞれの原因を簡単に紹介します。

抜け毛の仕組みは、ヘアサイクル？

髪には寿命があり、成長したあと自然に抜け、同じ毛穴から新しい髪が生えます。この繰り返しをヘアサイクルと言いますが、抜け毛の多い方はこのサイクルが短くなっていると考えられます。
そして、このサイクルを短くしてしまっている原因が「頭皮環境の悪化」。汚れがしっかり落ちていなかったり、頭皮が乾燥していたりすると、健康な髪は育ちにくく、結果的に抜け毛が起きてしまうのです。

フケ・かゆみの原因は乾燥？

頭皮が乾燥していると、パラパラと落ちてくるようなフケが出てしまいます。また、乾燥によって頭皮が荒れることで外部刺激に弱くなり、かゆみも発生してしまうのです。「頭皮の乾燥＝頭皮の環境悪化」ということなので、上記の通り抜け毛の原因にもなってしまいます。また、頭皮をかくことで物理的に髪を引っ張ってしまうことも、当然抜け毛に繋がります。

臭いの原因は油分？

適度な皮脂は頭皮や髪にとって必要ですが、過剰に分泌された皮脂は雑菌のエサとなり、不快な臭いの原因となってしまいます。だからといって、何度もシャンプーをしたり、強くゴシゴシ洗ったりするのは逆効果。頭皮環境を整える働きをしてくれている菌が減り、臭いの原因菌が余計に増えてしまいます。
また、過剰な皮脂は、乾燥が原因になっていることもしばしば。乾燥から頭皮を守るために、油分がたくさん分泌され、雑菌の繁殖を進めてしまうのです。

一般的なシャンプーは女性向け!?

ここまでで述べたように、男性には男性特有の頭皮・毛髪の悩みが起きます。しかし、ドラッグストアなど市販で販売されているシャンプーは、女性向けが多く、男性向けは種類が少ないのが現状です。
女性向けのシャンプーは、髪のケアを中心に設計されていることが多く、男性に必要な頭皮環境のケアがしにくくなっています。そのため、男性はスカルプ（頭皮）ケアに適したメンズシャンプーを使うべきなのです。
しかし、メンズシャンプーの中でも、メントール系で一瞬のさっぱり感だけを演出するような、男性の悩みを根本的に解決してくれるような設計になっていないメンズシャンプーもあります。ですので、この記事を参考にして、本当に良いシャンプーを選んでもらえればと思います。

シャンプーの育毛・薄毛対策とは？

抜け毛が増えてきてから、見た目的にも薄毛が目立つようになるまでは1～2年程度かかります。そのため、薄くなってきたから対策するのではなく、抜け毛が気になったら（できれば、気にならなくても）対策すべきです。ここでは、男性にとっての最大の悩みである抜け毛・薄毛についてシャンプーの役割を解説していきます。

育毛・発毛はシャンプーでは不可能

世の中には「育毛シャンプー」を謳う商品が販売されており、抜け毛・薄毛に悩む男性がこぞって、育毛シャンプーを購入していますが、断言します！育毛シャンプーに育毛・発毛効果はありません！
発毛は髪を生やすことを意味し、育毛は今ある髪を強くすることを意味します。そのため、頭皮環境を整えるという広い意味で見ればシャンプーも育毛に繋がるかもしれませんが、直接髪に作用する育毛成分が入っているシャンプーというものはありません。「育毛」という言葉に踊らされないように注意してください。

抜け毛が止まらない場合は薬が必要

育毛剤を使っても髪が抜けて続けてしまうのは、男性ホルモンの一種であるテストステロンに5αリダクターゼという酵素が結びついた時に生成されるジヒドロテストロンが、毛髪の元となる細胞（毛母細胞）の働きを低下させるためです。
育毛剤には、これを抑える効果がありません。そのため、育毛剤を使っても抜け毛が止まらない人は、テストステロンに5αリダクターゼという酵素が結びつかせないようにする「フィナステリド」という薬を病院で処方してもらうことをおすすめします。ほとんど副作用はないと言われていますが、ずっと飲み続ける必要があるので、同時に根本解決の１つである頭皮環境改善は続けておきましょう。

シャンプーの役割は頭皮環境を整えること

以上のことから、シャンプーは髪を生やすために使うのではなく、頭皮環境を整えるために使うべきだということが分かります。頭皮環境を良くするために必要なシャンプーの働きは、「刺激を与えずに汚れを落とすこと」「うるおいを与えること」「スカルプ（頭皮）ケアもできること」の3点です。

シャンプーの選び方

洗浄力/頭皮への刺激性

刺激を抑えながらも汚れを落とせるシャンプーを選ぶには、ベースとなる界面活性剤が肝になってきます。

酸性石けん系がオススメ

適切な洗浄力と頭皮への優しさを備えている酸性石けん系の界面活性剤は、美容師であるわたしが最もおすすめしたい成分です。
ラウレス-4カルボン酸Naなどに代表される酸性石けん系シャンプーは、よく目にするアミノ酸系シャンプーと同じくらい低刺激でありながら、アミノ酸系のものより泡立ちが良く、汚れもしっかりと落としてくれます。酸性石けん系シャンプーは高級美容室でも使用されています。この界面活性剤を使用しているというだけで好印象を持ってしまうほどで、知人にもおすすめしています。

保湿成分

上で述べたように、乾燥や皮脂の過剰分泌を防ぐには、保湿が大切です。
ヒト型セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分が入っているものを選ぶことで、頭皮にうるおいを与えることができます。

スカルプ（頭皮）ケア成分

保湿に加え、抜け毛対策ができる成分や炎症を抑える効果のある成分が配合されていると、効果的に頭皮環境を整えることができます。
キャピキシルやピロクトンオラミン、グリチルリチン酸2Kが代表的な成分ですので、成分表示を確認してみてください。

使いやすさ

男性の中には、コンディショナーやトリートメントを使っていない方も多いでしょう。コンディショナー・トリートメントは日々の摩擦や熱、シャンプーによって髪から奪われた水分・油分や栄養を補ってくれるため、男性も積極的に使うべきアイテムです。
コンディショナー・トリートメントが面倒だという方には、リンスインシャンプー（最近では、2in1やオールインワンシャンプーなどと言われることもある）がおすすめ！手間を増やすことなく、ヘアケアをすることができます。

コスパ

500円ぐらいの安価で売られているシャンプーは、成分面で悪いことがほとんどで長期的にみると頭皮や髪に悪いです。成分にこだわって作られている商品は少し値が張りますが、将来への投資と考えれば安いものだと思います。
コンディショナー・トリートメントに加え、スカルプ（頭皮）ケアも同時にできるシャンプーというのも販売されています。それぞれのアイテムを全部そろえるより経済的で、時短にもなるので、個人的にも愛用しています。

わたしも美容師になるまでは適当にシャンプーを選んでいましたが、ヘアケアの知識を得た今は、「市販の安価なシャンプーを使い続けていたら・・」と考えるだけでゾッとします。

つまり、一概にリンスインシャンプーが悪いわけではなく、こだわって作られていない製品が良くないということです。

最近では身だしなみとして、香りやサラつや感も重要！

香りや仕上がりの良さを求める男性も増えており、身だしなみとして重視されるようになってきています。
美容院での話を聞くと、最近では、甘過ぎずさっぱりし過ぎない中間くらいの香りが人気なようです。わたしもバランスの良い香りのものを使用していますが、確かに男女ともに評判が良いです。
また、髪がきしんていると、髪をとかしたりセットしたりする際に、引っかかって髪を引っ張ってしまうため、物理的にダメージを与えることになってしまいます。そういったことを防止でき、見た目にも美しいので、さらさらな髪を保つことも意識してみてください。

ランキング評価基準

【徹底比較】おすすめシャンプー10選

価格はすべて税込みです。内容物が透明なものは見づらい場合があります。

第1位：スカルプケアならHOLO BELL（ホロベル）！

3 in 1 保湿シャンプー

市販ではほぼ見かけない酸性石けん系シャンプー。低刺激であり、濃密な泡が立つので、摩擦ダメージを防ぎながらもしっかりと汚れを落とし、スカルプ（頭皮）ケアに最適です。オールインワンシャンプーなのに全くきしまず、コンディショナーやトリートメントが不要なのでコスパも時短も◎

コンディショニング・トリートメント成分が20種類、ヒト型セラミドやヒアルロン酸などの潤い成分が53種類も配合されています。男性が悩みがちな抜け毛にアプローチしてくれるキャピキシルも入っており、男性に必要なスカルプ（頭皮）ケアがこれ1本で叶います。

上品で爽やかなラフランスハーブの香りで、老若男女問わず使うことができます。お風呂上がりはさらさらツヤツヤの髪に驚くこと間違いなし。

amazonランキングでも1位を獲得しており、多くの男性に支持されている商品です。

美容院レベルの高品質シャンプー。頭皮に優しく、スカルプ（頭皮）ケア成分も惜しみなく入っています。オールインワンなのにまったくきしみがないことには驚きました。全男性におすすめしたい商品ですね。Amazonでも1位を獲得しているので、試してみる価値は十分にあります。

第2位：CHAP UP（チャップアップ）

チャップアップシャンプー

多数の植物成分が配合されているのは良い点です。アミノ酸系シャンプーであることが残念。

第3位：&GINO（アンドジーノ）

プレミアムブラックシャンプー

使用後はかなりスーッとするので、頭皮へのダメージが心配です。

同率4位：MARO（マーロ）

パーフェクトウォッシュシャンプー

保湿成分やボリュームアップ成分などは良いのですが、洗浄力が強めなので乾燥を招く可能性があります。

同率4位：SCALP D（スカルプディー）

薬用スカルプシャンプー オイリー

頭皮に良いイメージのある有名なプランドですが、洗浄力が強めで乾燥の原因になりそうです。また、洗い流した後は髪がギシギシになります。

同率6位：BULK HOMME（バルクオム）

THE SHAMPOO

容器が使いづらいという口コミがかなり見られます。ジェルのような粘度で泡立ちは良いです。

同率6位：HMENZ（エイチメンズ）

スカルプシャンプー

洗浄力が弱く、汚れや余分な皮脂をしっかり綺麗にするのが難しいでしょう。ヌルつきも残ります。

第8位：QUATTRO BOTANICO（クワトロボタニコ）

ボタニカル スカルプ & ヘアシャンプー

好みが分かれる香りです。泡立ちが悪く、洗浄力も弱いので汚れをしっかりと落とすことができません。

同率9位：ZIGEN（ジゲン）

シャンプー&ボディウォッシュ

お風呂を手軽に済ませたい人には良いですが、ヘアケアや保湿は期待できません。

同率9位：MAGMAS（マグマス）

亜鉛導入シャンプー

清涼感に特化しており、頭皮にはかなり刺激が強いです。

美容師が教える正しいヘアケアの仕方

濡れたまま放置すると、髪が傷み、菌も発生してしまうので、ドライヤーは必ずおこないましょう。頭に近づけすぎるとダメージの原因になるので注意！

よくある質問

シリコンって髪や頭皮に悪いの？

いいえ。シリコンが毛穴に詰まったり、髪や頭皮にダメージを与えたりすることはありません。 シリコンシャンプーは髪の表面をコーティングし、しっとりとまとまった仕上がりになり、ノンシリコンシャンプーはさらっと軽い仕上がりになります。目指す仕上がりによって使い分けましょう。

コンディショナーとトリートメントの違いは？

コンディショナーは髪の表面をなめらかにしてくれるもので、トリートメントは表面と同時に内部も補修してくれるものです。

HOLO BELLの「3 in 1 保湿シャンプー」が優秀！

美容師である筆者は、HOLO BELLの「3 in 1 保湿シャンプー」をイチオシします。

美容院で売っているシャンプーと遜色ないクオリティのシャンプーで、全くきしまないのに、コンディショナー、トリートメント、スカルプ（頭皮）ケアも1本でできてしまうという多機能さ。 頭皮環境を整える成分もたっぷり入っているところも評価できます。一度使うと手放せなくなる商品です。

まとめ

本記事ではメンズシャンプーのおすすめ人気アイテムををご紹介しました。将来のためにも、今から頭皮環境を整えていきましょう！